2008年05月24日 (土) | 編集 |
買いました。
うへへへ、へへへへへ〜〜〜!
(嬉しいらしいです)
ミサエさんとナオエさんが仲良しで嬉しい! 家族ぐるみで仲良くしてくれるといいのにな!
つか、阿部父……(爆)
さっきアフタ買いにコンビニに行ったら2時にならないと届かないとか言い出してありえないと思った! 先月は12時半には置いてあったのにィ!!!!(ビニールに包まれたまま、いかにも『入荷したばっかです〜』って感じでホントに置いてあっただけだけど!店員さんに言ってビニール解いてもらったけど!←メーワクな客だ。そんなに欲しいんか自分…) 仕方ないので2時にまた行きます。今度こそ買ってやる!今回の表紙、アベミハだといいな〜と勝手にモウソウ…ああうvv
あーアベミハ好きだー
*****
最近、不器用な阿部にモエてます(笑)。好きってなかなか言葉にできなかったり、三橋にどう接したらいいか分かんなくってぶっきらぼうな態度取っちゃって三橋を泣かしちゃったりとか。で、泣きじゃくる三橋見て『何でオレの前だと泣いてばっかなんだよッ!!! 田島の前だとあんなに笑ってるくせに!』と見当違いな嫉妬込みのイライラを募らせて、それでまた三橋に怯えられたりとか(笑)。ああっ、想像すればするほどモエるんですけどー!!!
阿部は抱きしめてキスして、それで好きだって伝えたつもりなんですよね。三橋も嫌がってなかったから、だからオレら付き合ってるだろ! みたいな。でも三橋には伝わってなくって、阿部君はどうしてあんなことオレにしたのかな? ってとこから、きっとオレが阿部君のこと好きだってこと気づいてて、だから同情でああいうことしてくれたんだ……とマイナス思考炸裂させてたりして。ぐるぐる三橋はこれ以上阿部君にメーワクかけたくないとか思って避けちゃったりぎこちなくなっちゃったりして、んで阿部を余計に怒らしてそれにびくついて泣いちゃったりするワケですな。阿部は阿部で、何でオレら両想いでしかも付き合ってんのにこんな泣かれなきゃなんねぇんだ…ってブチ切れ寸前で。オレらキスしただろ!?お前嫌がってなかったじゃねーか!オレら付き合ってんだぞ!だったらオレの前では幸せそーなカオしてろよ!何で泣くんだワケ分っかんねーよ! …と青筋立ててるといい。
阿部さーん、ミハシが怯えてますよー(爆)
言葉が足りない阿部さんと言葉を伝えられない三橋くんとのレンアイは前途多難ですな…その後、誤解が解けて『三橋にはちゃんと全部言葉にしないと伝わらない』と悟った阿部が開き直ったように愛を囁きまくってるのもコレはコレでやっぱりモエる。好きだよ三橋お前はオレのもんだもうぜってー離さねぇホラ何でんな離れたトコ座ってんだよこっち来いよ抱きしめさせろキスしていー? ってな感じで。それでミハが恥ずかしがれば恥ずかしがるほどあの自重しない男は喜びそうだ…んー?んなカオ真っ赤にして、そんなにオレに好きって言われんの嬉しいのか?それとも抱きしめられんのが嬉しい?それともキス?何が嬉しいのか言ってみろよもっといっぱいしてやっから……って、ミハシ恥ずかしがってるだけですから!勘違いですから!いやでもミハも満更じゃないんだよな…時々はミハの方から「オレっ!阿部君にメチャクチャにされたいっ!!」とかって爆弾を投下してもらいたいですよなー。もちろん阿部はその爆弾にやられちゃうんですがな!んでミハはヤられちゃう、と(笑)。
つか、頭だいじょーぶか自分…。
つゆりかさねの脳の9割は妄想でできています。
うへへへ、へへへへへ〜〜〜!
(嬉しいらしいです)
ミサエさんとナオエさんが仲良しで嬉しい! 家族ぐるみで仲良くしてくれるといいのにな!
つか、阿部父……(爆)
さっきアフタ買いにコンビニに行ったら2時にならないと届かないとか言い出してありえないと思った! 先月は12時半には置いてあったのにィ!!!!(ビニールに包まれたまま、いかにも『入荷したばっかです〜』って感じでホントに置いてあっただけだけど!店員さんに言ってビニール解いてもらったけど!←メーワクな客だ。そんなに欲しいんか自分…) 仕方ないので2時にまた行きます。今度こそ買ってやる!今回の表紙、アベミハだといいな〜と勝手にモウソウ…ああうvv
あーアベミハ好きだー
*****
最近、不器用な阿部にモエてます(笑)。好きってなかなか言葉にできなかったり、三橋にどう接したらいいか分かんなくってぶっきらぼうな態度取っちゃって三橋を泣かしちゃったりとか。で、泣きじゃくる三橋見て『何でオレの前だと泣いてばっかなんだよッ!!! 田島の前だとあんなに笑ってるくせに!』と見当違いな嫉妬込みのイライラを募らせて、それでまた三橋に怯えられたりとか(笑)。ああっ、想像すればするほどモエるんですけどー!!!
阿部は抱きしめてキスして、それで好きだって伝えたつもりなんですよね。三橋も嫌がってなかったから、だからオレら付き合ってるだろ! みたいな。でも三橋には伝わってなくって、阿部君はどうしてあんなことオレにしたのかな? ってとこから、きっとオレが阿部君のこと好きだってこと気づいてて、だから同情でああいうことしてくれたんだ……とマイナス思考炸裂させてたりして。ぐるぐる三橋はこれ以上阿部君にメーワクかけたくないとか思って避けちゃったりぎこちなくなっちゃったりして、んで阿部を余計に怒らしてそれにびくついて泣いちゃったりするワケですな。阿部は阿部で、何でオレら両想いでしかも付き合ってんのにこんな泣かれなきゃなんねぇんだ…ってブチ切れ寸前で。オレらキスしただろ!?お前嫌がってなかったじゃねーか!オレら付き合ってんだぞ!だったらオレの前では幸せそーなカオしてろよ!何で泣くんだワケ分っかんねーよ! …と青筋立ててるといい。
阿部さーん、ミハシが怯えてますよー(爆)
言葉が足りない阿部さんと言葉を伝えられない三橋くんとのレンアイは前途多難ですな…その後、誤解が解けて『三橋にはちゃんと全部言葉にしないと伝わらない』と悟った阿部が開き直ったように愛を囁きまくってるのもコレはコレでやっぱりモエる。好きだよ三橋お前はオレのもんだもうぜってー離さねぇホラ何でんな離れたトコ座ってんだよこっち来いよ抱きしめさせろキスしていー? ってな感じで。それでミハが恥ずかしがれば恥ずかしがるほどあの自重しない男は喜びそうだ…んー?んなカオ真っ赤にして、そんなにオレに好きって言われんの嬉しいのか?それとも抱きしめられんのが嬉しい?それともキス?何が嬉しいのか言ってみろよもっといっぱいしてやっから……って、ミハシ恥ずかしがってるだけですから!勘違いですから!いやでもミハも満更じゃないんだよな…時々はミハの方から「オレっ!阿部君にメチャクチャにされたいっ!!」とかって爆弾を投下してもらいたいですよなー。もちろん阿部はその爆弾にやられちゃうんですがな!んでミハはヤられちゃう、と(笑)。
つか、頭だいじょーぶか自分…。
つゆりかさねの脳の9割は妄想でできています。
2008年05月06日 (火) | 編集 |
もうすぐミハ誕ですねー。
こう、何がしてあげられる…というワケでもないんですが、心意気だけは全力で祝いたいと思います…一応アベミハ子たんのお話を書く予定です。男の子ミハの話は……か、書けたら;;(あんまり自信ナイ…) 時期が悪いよなー。阿部の誕生日がある12月は比較的私はゆっくりなんですが、5月はなぁ……ミハ誕の時期自体は暇っぽいんですが、如何せん前準備に充てられる期間が短すぎる……職場の小さいお子さんがいらっしゃる人、お子さんが肺炎起こして入院するってんで看護休暇を3週間取られることになったんですよね〜…また仕事増えるのか!? といった感じですが…;;
でもまぁ、何とか大丈夫です。
だって他ならぬ三橋のバースデーだし! 死ぬ気で祝う!!!
で、阿部誕ですが…ホントに済みません、未だに拍手とかで『阿部の誕生日の続きは?』と言われ続けていて、自分でも何がそんなにいいんだろうと本気で首を傾げつつ、純粋に嬉しい気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございます、そして済みません!(スライディング土下座)
んでですね…スパコミの後の打ち上げと称しただらだら飲み会で「ここふりに受かったら新刊何出そっかー」とボヤいてたら、S山っちが「じゃあ阿部誕を完成させて新刊で出せ!」と神のお告げを下さいまして……ずっと出せずにいるアベミハ←シュンちゃん本も、アベミハオンリーというイベントの特質を考えると出せないし(シュンちゃんも阿部だよーという言い訳は通用しないでしょうし…ああう)、そりゃまぁそうだな、と納得してしまってですねェ……。
出すことにしました、阿部誕をvv(爆)
勿論、サイトの方で始めた企画ですし、サイトの方でもアップします。よくオフで出すのでサイトのは消しますーとかおっしゃる方がいらっしゃるんですが、さすがにそれはあんまりなんで私はやりたくないです…のでやらないです(笑)。ただ、きちんとした形で出すためにも7月までお時間頂ければ、と思います。サイトへのアップはそれまで待って頂きたく思ってます。オフで無事出せましたら、サイトの方にも順次アップしていく…という形で;; 真冬の阿部の誕生日を真夏に祝っちゃうことになってホントにアレなんですが、まァせっかくのアベミハオンリーですし、ちゃんとしたものを出したい、という強い思いもあるので…こういう形を取らせて頂くことをお許し頂ければ、と思います。
んで…ですね、オフ本の方は加筆修正を入れたいと思ってます。あと、おまけをつけたいなぁ、と思ってます。本文が三橋視点なんで、逆の阿部視点で……主に阿部の葛藤というかむらむらを(爆)。おまけが小冊子になるか本文の中に組み込まれるかは、書いてしまってからページ数と相談したいと思ってます。あと、締切ですかね;; 下手すると来年の阿部誕まで引っ張りそうなんで、このへんで自分でも何とか自分のお尻に火ィつけたいんですよー! ワガママ言ってスミマセン! どうぞよろしくお願いしますですー!!!
…とか言って、ここふり受からなかったらどうすんだ自分…orz
二次募集でしたが申し込み締切前にきちんと出したし、募集の300SPから少し足が出てるだけっぽいんで拡大してくれるんじゃないかと密かに期待してはいるんですがネ…! まぁ、どうなるかはまだ分かんないんですよねェ……とりあえず野球の神様に祈ります! 受かりますよーにっ!!!(もし落っこったら誰か委託さしてくんないかなァ……ヨロヨロ)
シュンミハ本は夏に出したいですー。
つか、夏コミこそ受かるかどうかまったく分かんねェ……!
こう、何がしてあげられる…というワケでもないんですが、心意気だけは全力で祝いたいと思います…一応アベミハ子たんのお話を書く予定です。男の子ミハの話は……か、書けたら;;(あんまり自信ナイ…) 時期が悪いよなー。阿部の誕生日がある12月は比較的私はゆっくりなんですが、5月はなぁ……ミハ誕の時期自体は暇っぽいんですが、如何せん前準備に充てられる期間が短すぎる……職場の小さいお子さんがいらっしゃる人、お子さんが肺炎起こして入院するってんで看護休暇を3週間取られることになったんですよね〜…また仕事増えるのか!? といった感じですが…;;
でもまぁ、何とか大丈夫です。
だって他ならぬ三橋のバースデーだし! 死ぬ気で祝う!!!
で、阿部誕ですが…ホントに済みません、未だに拍手とかで『阿部の誕生日の続きは?』と言われ続けていて、自分でも何がそんなにいいんだろうと本気で首を傾げつつ、純粋に嬉しい気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございます、そして済みません!(スライディング土下座)
んでですね…スパコミの後の打ち上げと称しただらだら飲み会で「ここふりに受かったら新刊何出そっかー」とボヤいてたら、S山っちが「じゃあ阿部誕を完成させて新刊で出せ!」と神のお告げを下さいまして……ずっと出せずにいるアベミハ←シュンちゃん本も、アベミハオンリーというイベントの特質を考えると出せないし(シュンちゃんも阿部だよーという言い訳は通用しないでしょうし…ああう)、そりゃまぁそうだな、と納得してしまってですねェ……。
出すことにしました、阿部誕をvv(爆)
勿論、サイトの方で始めた企画ですし、サイトの方でもアップします。よくオフで出すのでサイトのは消しますーとかおっしゃる方がいらっしゃるんですが、さすがにそれはあんまりなんで私はやりたくないです…のでやらないです(笑)。ただ、きちんとした形で出すためにも7月までお時間頂ければ、と思います。サイトへのアップはそれまで待って頂きたく思ってます。オフで無事出せましたら、サイトの方にも順次アップしていく…という形で;; 真冬の阿部の誕生日を真夏に祝っちゃうことになってホントにアレなんですが、まァせっかくのアベミハオンリーですし、ちゃんとしたものを出したい、という強い思いもあるので…こういう形を取らせて頂くことをお許し頂ければ、と思います。
んで…ですね、オフ本の方は加筆修正を入れたいと思ってます。あと、おまけをつけたいなぁ、と思ってます。本文が三橋視点なんで、逆の阿部視点で……主に阿部の葛藤というかむらむらを(爆)。おまけが小冊子になるか本文の中に組み込まれるかは、書いてしまってからページ数と相談したいと思ってます。あと、締切ですかね;; 下手すると来年の阿部誕まで引っ張りそうなんで、このへんで自分でも何とか自分のお尻に火ィつけたいんですよー! ワガママ言ってスミマセン! どうぞよろしくお願いしますですー!!!
…とか言って、ここふり受からなかったらどうすんだ自分…orz
二次募集でしたが申し込み締切前にきちんと出したし、募集の300SPから少し足が出てるだけっぽいんで拡大してくれるんじゃないかと密かに期待してはいるんですがネ…! まぁ、どうなるかはまだ分かんないんですよねェ……とりあえず野球の神様に祈ります! 受かりますよーにっ!!!(もし落っこったら誰か委託さしてくんないかなァ……ヨロヨロ)
シュンミハ本は夏に出したいですー。
つか、夏コミこそ受かるかどうかまったく分かんねェ……!
2008年05月06日 (火) | 編集 |
『甘イ、おクスリ』
「三橋。……コレ」
そんな言葉と一緒に。目の前にずいっと差し出された、小さな箱。その箱と差し出してくれた阿部君の顔とを替わりばんこに見比べて。オレはことり、と首をかしげた。
「…コ、コレ……チョコレー、ト?」
そうじゃないかな…って思ったけど、一応確認してみる。だって、オレの勘違いだったらすごく恥ずかしい…し。そしたら、どこか決まり悪そうな感じでぷいっと視線を逸らして…阿部君は、何当たり前のこと聞いてんだよバカ、って眉を寄せる。そして…少しぶっきらぼうな口調でああ、って頷いてくれた。
「そーだよ。今日…バレンタイン、だかんな」
今日は2月14日。バレンタインデーだ。
元々、このバレンタインデーっていうのは、バレンタインさん…っていう人の命日なんだって。その人は…よく分かんないけど、なんかコイビトたちの手助けをしたとかで2月14日に殺されちゃったらしくって。それが元でこのバレンタインデーができたんだよー、って、お昼に水谷君が教えてくれた。
でも、今の日本ではそんな外国の人の命日だとかそんなこと、すっかり忘れ去られてて。なぜかこの日は『女のコが好きな男のコにチョコを添えて告白する日』になってる。でも、中学までのオレにとって、この日はほとんど…というか、まったく関係がないものだった。せいぜいおばさんやルリから義理チョコをもらうくらいで、誰からの告白を受けるワケでもないし、ましてや自分があげるワケでもないし………他の日と、何ら変わりのない一日だった。
それが――――高校に入って、一変した。
夏の一回戦で去年の優勝校である桐青を下し、しかもけっこういいトコまで行ったせいで、オレたち野球部は全校生徒の『注目のマト』ってヤツになっちゃったらしくって。そのせいなのか何なのか、オレは朝から、バレンタインのチョコ責めに遭っていた。まず、朝練前。グラウンドの前に知らない女のコたちが立ってて。何だろう、と思いながら横をすり抜けようとしたら、そのうちの何人かに呼び止められて。振り向いた途端、手の中にいきなり小さな包みをいくつも押し付けられて、しかもそのまま女のコたちは走って逃げてしまった。んでオレ、もしかしてコレは新しいイジメか何かなんじゃないか…ってビクビクしてたら、後からやってきた田島君に『おっ、三橋! バレンタインチョコじゃん! いいなー』と肩を叩かれ、ようやくソレが何なのかってことに気が付いた。それでも最初は、何でオレがこんなのもらえるのかよく分かんなかった。けど、栄口君曰く、注目のマトの野球部の中でも、特にピッチャーであるオレは目立つらしくって。マウンドの上でのオレの姿に女のコたちが憧れにも似た気持ちを抱いてしまうのは仕方ないんじゃないかな、って説明してくれた。『だって三橋、マウンドの上では別人みたいにカッコいいもんなー』って、泉君も笑ってて。それでようやくオレも納得できたんだ。
でも、受け取ったチョコを持ったまま、みんなと話してたら。珍しく朝練が始まる直前になってやってきた阿部君に、刺すような視線を向けられて……オレ、はっと我に返った。そうだ、オレはこんなの受け取っちゃいけないんだ…って。だって、オレはこの想いを受け留めてあげることができないんだから。だったら、カンタンに受け取ったりしちゃダメなんだ。
そう、思い直して――――でもそこからがタイヘンだった。ひっきりなしにやってくる女のコたちひとりひとりに頭を下げて、受け取れない…って、なるべく傷つけないようにお断りして。机の上とか下駄箱とかに入ってた分も、ひとつひとつ本人に返しに行った。それでも中には受け取るだけでもいいから、と喰い下がってくるコもいて、オレは本当に困ったんだけど…そんな時は、泉君や田島君がさりげなくフォローしてくれた。浜ちゃんもオレをかくまってくれたりして……そんな風にみんなに助けてもらいながら、オレはようやく、今日一日を終えることができた。結局、今日一日で受け取ったチョコの数は全部で二個。マネジの篠岡さんからと、あと、カントクから。家に帰ったらお母さんからももらえるだろうから、今日のチョコは三つかな……なんて思いながら、みんなと一緒に自転車を走らせてたんだけど。
「…コ、コレ………阿部君、か、ら?」
「そうだけど」
「オ……オ、オレ………に?」
「たりめーだろ。つか、オレがンなモン渡さなきゃなんねーようなヤツ、お前以外にいるとでも思ってンのか?」
そう言う阿部君の口調は、いつもよりもっと輪をかけてぶっきらぼうで。視線を逸らしたまま、苛立たしそうに自分の髪の毛をくしゃくしゃっとする阿部君に、肩がびくりと跳ね上がる。
「……………っ」
あ、阿部、くん…すっごく機嫌悪そう、だ……。オ、オレ…また怒らせちゃった、のかな…きっとオレがヘンな質問、しちゃったから、で……。
「………っ、ゴ、ゴメ……な、さ…っ」
知らないうちに、また涙がにじんでくる。視界が曇って、阿部君の顔が見えなくなる。ご、めんな、さ…オレ、ダメピーで…っ、こんなんじゃ、オレ…阿部くんに、き、嫌わ、れ、ちゃ……っ!
「あーっ、テメッ、また勘違いしてんじゃねーだろうなっ、別にお前に対して怒ってるワケじゃねーかんなっ!」
「う、う…うえぇ…っ」
でも阿部君は、ガッとオレの肩を掴んできて。弾かれたみたいに顔を上げれば、そこには僅かに頬を染めた阿部君がいる。
「ああ、また…っくしょ、泣くなっつの! だから、だなぁ…っ、あーっ、もうっ! 単に恥ずかしいだけだよっ! 悪かったなっ、ンなことしたいって思ったの、お前が初めてなんだからッ!! 慣れてねぇんだよ悪ィかよっ…って、何恥晒しなこと告らせてンだよテメェはよっ!! っつーか、コレっ! いるのかいらねぇのかはっきりしろっ!!!」
すごい剣幕でまくし立ててくる阿部君。ほとんど反射的に、オレはこくこくっと頷いた。
「い、いるっ! いり、ますっっ!!!」
「……うし。じゃあ、受け取れ」
「ハ、ハイ……」
ようやく、おずおずと手を伸ばして……オレはその小さな箱を受け取った。
「お、おれ……っ」
部活からの帰りがけ、みんなで寄ったコンビニの駐車場で。いきなり阿部君から「帰り、ちょっといいか?」って耳打ちされて。何だろう? …って思いながらついてきた、小さな公園のベンチで。いきなり―――そう、本当に何の前触れもなく、唐突にオレにチョコを渡してきた阿部君に、オレは心底、びっくりしていた。
「あ、べくんにもらえるなんて、ぜんぜん、思ってなく、って……」
だって、阿部君はバレンタインなんかに興味ないんだと…というよりも、キ、キライ…なんだと、オレ、思ってた。
大体、今日の阿部君、朝から様子がおかしかった。
いっつも阿部君はオレより先に着いてることがほとんどなのに、今朝の阿部君、いちばん最後だった。しかもすごく不機嫌そうな顔、だった。その上オレのこと見て、もっと機嫌悪くなっちゃって…不機嫌オーラ全開の阿部君は罪のない水谷君に当たったりして、辺りに被害をまき散らしてた。そんな姿に、オレは自分のせいだ…ってビクビクしてたんだけど、それはどうも違ったみたいで。昼休みに9組に避難してきた水谷君(本人がそう言ってた、阿部から避難してきたんだ〜、って)が言うには、阿部君は今日が『バレンタインデー』だから機嫌が悪かったんだって。頼みもしないのに甘いモノを押し付けられ、断れば喰い下がられたり泣かれたり、しまいには女のコの集団から非難されたりするのが、イヤでイヤでたまらない…って感じだったって、水谷君は話してた。普段は寡黙でちょっと近づきにくい感じの阿部君は、実は女のコにすごく人気があって(そりゃあ、あんなにカッコいいんだもん。当然だ)。ここぞとばかりに想いを告げてくる女のコたちを交わすのに、毎年阿部君は苦労してるんだそうだ。で、今も次から次へと押し寄せてくる女のコたちにホントにうんざりしてるらしくって…7組は近寄るなオーラを垂れ流してる阿部君と、そんな阿部君に想いを告げようと必死な女のコたちの壮絶なバトルの場になってる、らしい。
*****
えー、オフで出した『Sweet Medicine』の初期バージョンが偶然出てきたので公開羞恥ぷれいです(笑)。冒頭部分ですね…うっかり持ってらっしゃったりする方は見比べてみるのも面白いかも?(爆)
普段から視点人物を誰にするかで割と悩む方です。攻め視点にするか、受け視点にするか、それとも三人称にするか。攻め視点で書くのが好きらしいんですが、実はいちばんすらすらと進むのは受け視点です。そして三人称はビミョーに難しい。完全な神視点で書くのは私には不可能なんで、その時々でどっちかに寄っかかってしまうんですが、こう…ブレるんですよねぇ。ブレまくってます。『Sweet〜』も相当ブレまくりで後で見ると火ィ吹きそーになりますが、まぁその辺は目を瞑っていただく…ということで。ヨロ…
んで、上の話ですね。最初は三橋視点で行こうと思ってたらしいです。このまま最後まで突っ走っちゃっても良かったんでしょうが、そうするとどうしても某阿部さんの誕生日の話とかぶる部分が出てきちゃいそうで、んで視点変更したんですよねー。阿部視点は最初っから考えてませんでした。三橋の心の動きと『阿部君が分からない』を書いていきたいな〜、と最初っから漠然と思ってたんで。そんなこんなで三橋視点を投げ出して、最終的には三人称です。
でもコレ、阿部視点で書けばそれはそれで楽しいんだろうなー。きっと蛇足的にチョコづくりの経緯とか書いてしまいそうです。阿部はですね…ええもう、そりゃあ苦労してチョコ作ってるんですよ。その辺おくびにも出しませんがねvv(基本的にヤツはカッコつけです) 自分がチョコもらってウザいのもあるんですが、何より三橋が他のヤツから貰ったチョコ持ってるのを見るのがイヤなんで、ずっと彼は不機嫌なんですが……三橋よ、お前ホントにこんな嫉妬深いヤツが好きか? 考え直せよ? 他にもっと包容力あっていい男周囲にたくさんいるだろ? 田島とか泉とか栄口君とかさぁ…
三「そんなことない、よっ! だって阿部くん、オレの球、捕ってくれる、カラ!」
阿「……オレはお前にとって、キャッチとしてしか価値がねぇって言われてるみてぇな気がすんだけど…」
頑張れ阿部!
私は君を全面的に応援してるぞ!?
(我ながら嘘くせぇ……orz)
「三橋。……コレ」
そんな言葉と一緒に。目の前にずいっと差し出された、小さな箱。その箱と差し出してくれた阿部君の顔とを替わりばんこに見比べて。オレはことり、と首をかしげた。
「…コ、コレ……チョコレー、ト?」
そうじゃないかな…って思ったけど、一応確認してみる。だって、オレの勘違いだったらすごく恥ずかしい…し。そしたら、どこか決まり悪そうな感じでぷいっと視線を逸らして…阿部君は、何当たり前のこと聞いてんだよバカ、って眉を寄せる。そして…少しぶっきらぼうな口調でああ、って頷いてくれた。
「そーだよ。今日…バレンタイン、だかんな」
今日は2月14日。バレンタインデーだ。
元々、このバレンタインデーっていうのは、バレンタインさん…っていう人の命日なんだって。その人は…よく分かんないけど、なんかコイビトたちの手助けをしたとかで2月14日に殺されちゃったらしくって。それが元でこのバレンタインデーができたんだよー、って、お昼に水谷君が教えてくれた。
でも、今の日本ではそんな外国の人の命日だとかそんなこと、すっかり忘れ去られてて。なぜかこの日は『女のコが好きな男のコにチョコを添えて告白する日』になってる。でも、中学までのオレにとって、この日はほとんど…というか、まったく関係がないものだった。せいぜいおばさんやルリから義理チョコをもらうくらいで、誰からの告白を受けるワケでもないし、ましてや自分があげるワケでもないし………他の日と、何ら変わりのない一日だった。
それが――――高校に入って、一変した。
夏の一回戦で去年の優勝校である桐青を下し、しかもけっこういいトコまで行ったせいで、オレたち野球部は全校生徒の『注目のマト』ってヤツになっちゃったらしくって。そのせいなのか何なのか、オレは朝から、バレンタインのチョコ責めに遭っていた。まず、朝練前。グラウンドの前に知らない女のコたちが立ってて。何だろう、と思いながら横をすり抜けようとしたら、そのうちの何人かに呼び止められて。振り向いた途端、手の中にいきなり小さな包みをいくつも押し付けられて、しかもそのまま女のコたちは走って逃げてしまった。んでオレ、もしかしてコレは新しいイジメか何かなんじゃないか…ってビクビクしてたら、後からやってきた田島君に『おっ、三橋! バレンタインチョコじゃん! いいなー』と肩を叩かれ、ようやくソレが何なのかってことに気が付いた。それでも最初は、何でオレがこんなのもらえるのかよく分かんなかった。けど、栄口君曰く、注目のマトの野球部の中でも、特にピッチャーであるオレは目立つらしくって。マウンドの上でのオレの姿に女のコたちが憧れにも似た気持ちを抱いてしまうのは仕方ないんじゃないかな、って説明してくれた。『だって三橋、マウンドの上では別人みたいにカッコいいもんなー』って、泉君も笑ってて。それでようやくオレも納得できたんだ。
でも、受け取ったチョコを持ったまま、みんなと話してたら。珍しく朝練が始まる直前になってやってきた阿部君に、刺すような視線を向けられて……オレ、はっと我に返った。そうだ、オレはこんなの受け取っちゃいけないんだ…って。だって、オレはこの想いを受け留めてあげることができないんだから。だったら、カンタンに受け取ったりしちゃダメなんだ。
そう、思い直して――――でもそこからがタイヘンだった。ひっきりなしにやってくる女のコたちひとりひとりに頭を下げて、受け取れない…って、なるべく傷つけないようにお断りして。机の上とか下駄箱とかに入ってた分も、ひとつひとつ本人に返しに行った。それでも中には受け取るだけでもいいから、と喰い下がってくるコもいて、オレは本当に困ったんだけど…そんな時は、泉君や田島君がさりげなくフォローしてくれた。浜ちゃんもオレをかくまってくれたりして……そんな風にみんなに助けてもらいながら、オレはようやく、今日一日を終えることができた。結局、今日一日で受け取ったチョコの数は全部で二個。マネジの篠岡さんからと、あと、カントクから。家に帰ったらお母さんからももらえるだろうから、今日のチョコは三つかな……なんて思いながら、みんなと一緒に自転車を走らせてたんだけど。
「…コ、コレ………阿部君、か、ら?」
「そうだけど」
「オ……オ、オレ………に?」
「たりめーだろ。つか、オレがンなモン渡さなきゃなんねーようなヤツ、お前以外にいるとでも思ってンのか?」
そう言う阿部君の口調は、いつもよりもっと輪をかけてぶっきらぼうで。視線を逸らしたまま、苛立たしそうに自分の髪の毛をくしゃくしゃっとする阿部君に、肩がびくりと跳ね上がる。
「……………っ」
あ、阿部、くん…すっごく機嫌悪そう、だ……。オ、オレ…また怒らせちゃった、のかな…きっとオレがヘンな質問、しちゃったから、で……。
「………っ、ゴ、ゴメ……な、さ…っ」
知らないうちに、また涙がにじんでくる。視界が曇って、阿部君の顔が見えなくなる。ご、めんな、さ…オレ、ダメピーで…っ、こんなんじゃ、オレ…阿部くんに、き、嫌わ、れ、ちゃ……っ!
「あーっ、テメッ、また勘違いしてんじゃねーだろうなっ、別にお前に対して怒ってるワケじゃねーかんなっ!」
「う、う…うえぇ…っ」
でも阿部君は、ガッとオレの肩を掴んできて。弾かれたみたいに顔を上げれば、そこには僅かに頬を染めた阿部君がいる。
「ああ、また…っくしょ、泣くなっつの! だから、だなぁ…っ、あーっ、もうっ! 単に恥ずかしいだけだよっ! 悪かったなっ、ンなことしたいって思ったの、お前が初めてなんだからッ!! 慣れてねぇんだよ悪ィかよっ…って、何恥晒しなこと告らせてンだよテメェはよっ!! っつーか、コレっ! いるのかいらねぇのかはっきりしろっ!!!」
すごい剣幕でまくし立ててくる阿部君。ほとんど反射的に、オレはこくこくっと頷いた。
「い、いるっ! いり、ますっっ!!!」
「……うし。じゃあ、受け取れ」
「ハ、ハイ……」
ようやく、おずおずと手を伸ばして……オレはその小さな箱を受け取った。
「お、おれ……っ」
部活からの帰りがけ、みんなで寄ったコンビニの駐車場で。いきなり阿部君から「帰り、ちょっといいか?」って耳打ちされて。何だろう? …って思いながらついてきた、小さな公園のベンチで。いきなり―――そう、本当に何の前触れもなく、唐突にオレにチョコを渡してきた阿部君に、オレは心底、びっくりしていた。
「あ、べくんにもらえるなんて、ぜんぜん、思ってなく、って……」
だって、阿部君はバレンタインなんかに興味ないんだと…というよりも、キ、キライ…なんだと、オレ、思ってた。
大体、今日の阿部君、朝から様子がおかしかった。
いっつも阿部君はオレより先に着いてることがほとんどなのに、今朝の阿部君、いちばん最後だった。しかもすごく不機嫌そうな顔、だった。その上オレのこと見て、もっと機嫌悪くなっちゃって…不機嫌オーラ全開の阿部君は罪のない水谷君に当たったりして、辺りに被害をまき散らしてた。そんな姿に、オレは自分のせいだ…ってビクビクしてたんだけど、それはどうも違ったみたいで。昼休みに9組に避難してきた水谷君(本人がそう言ってた、阿部から避難してきたんだ〜、って)が言うには、阿部君は今日が『バレンタインデー』だから機嫌が悪かったんだって。頼みもしないのに甘いモノを押し付けられ、断れば喰い下がられたり泣かれたり、しまいには女のコの集団から非難されたりするのが、イヤでイヤでたまらない…って感じだったって、水谷君は話してた。普段は寡黙でちょっと近づきにくい感じの阿部君は、実は女のコにすごく人気があって(そりゃあ、あんなにカッコいいんだもん。当然だ)。ここぞとばかりに想いを告げてくる女のコたちを交わすのに、毎年阿部君は苦労してるんだそうだ。で、今も次から次へと押し寄せてくる女のコたちにホントにうんざりしてるらしくって…7組は近寄るなオーラを垂れ流してる阿部君と、そんな阿部君に想いを告げようと必死な女のコたちの壮絶なバトルの場になってる、らしい。
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えー、オフで出した『Sweet Medicine』の初期バージョンが偶然出てきたので公開羞恥ぷれいです(笑)。冒頭部分ですね…うっかり持ってらっしゃったりする方は見比べてみるのも面白いかも?(爆)
普段から視点人物を誰にするかで割と悩む方です。攻め視点にするか、受け視点にするか、それとも三人称にするか。攻め視点で書くのが好きらしいんですが、実はいちばんすらすらと進むのは受け視点です。そして三人称はビミョーに難しい。完全な神視点で書くのは私には不可能なんで、その時々でどっちかに寄っかかってしまうんですが、こう…ブレるんですよねぇ。ブレまくってます。『Sweet〜』も相当ブレまくりで後で見ると火ィ吹きそーになりますが、まぁその辺は目を瞑っていただく…ということで。ヨロ…
んで、上の話ですね。最初は三橋視点で行こうと思ってたらしいです。このまま最後まで突っ走っちゃっても良かったんでしょうが、そうするとどうしても某阿部さんの誕生日の話とかぶる部分が出てきちゃいそうで、んで視点変更したんですよねー。阿部視点は最初っから考えてませんでした。三橋の心の動きと『阿部君が分からない』を書いていきたいな〜、と最初っから漠然と思ってたんで。そんなこんなで三橋視点を投げ出して、最終的には三人称です。
でもコレ、阿部視点で書けばそれはそれで楽しいんだろうなー。きっと蛇足的にチョコづくりの経緯とか書いてしまいそうです。阿部はですね…ええもう、そりゃあ苦労してチョコ作ってるんですよ。その辺おくびにも出しませんがねvv(基本的にヤツはカッコつけです) 自分がチョコもらってウザいのもあるんですが、何より三橋が他のヤツから貰ったチョコ持ってるのを見るのがイヤなんで、ずっと彼は不機嫌なんですが……三橋よ、お前ホントにこんな嫉妬深いヤツが好きか? 考え直せよ? 他にもっと包容力あっていい男周囲にたくさんいるだろ? 田島とか泉とか栄口君とかさぁ…
三「そんなことない、よっ! だって阿部くん、オレの球、捕ってくれる、カラ!」
阿「……オレはお前にとって、キャッチとしてしか価値がねぇって言われてるみてぇな気がすんだけど…」
頑張れ阿部!
私は君を全面的に応援してるぞ!?
(我ながら嘘くせぇ……orz)
2008年03月23日 (日) | 編集 |
書きかけイズミハ救済措置。
いつ書き終わるか分からないんで…イズミハで、泉の阿部への嫉妬ネタです。
途中(というかホントにさわりだけっすけど)で終わっててもいいって方のみ、どうぞー。
+++++
「三橋……お前、最近阿部と仲いいよな」
「ぅえ?」
突然の、泉の言葉。
何の脈絡もなく発せられたその言葉に、三橋はことりと首を傾げた。
誰もいない、二人きりの三橋の部屋。机を挟んで向かい合わせに座って、三橋は泉と一緒に、明日が提出期限の数学のレポートに取り組んでいた。今日も、三橋の両親は遅くならないと帰ってこない。部活終了後、三橋とともにこの家へとまっすぐやってきた泉は、このまま今日は三橋の家に泊まることになっていた。
「………?」
弾かれたように三橋が顔を上げれば、自分のことをじいっと見つめてくる泉と目が合って。
「………っ」
強い強い、泉の眼差し。何だか、その視線がすごく自分を責めているようで……三橋は慌てて俯くと、手にしたシャーペンをぎゅっと握りしめた。
「………ん、で……」
泉が纏う、ピリピリとした空気。それを肌で感じて、三橋の肩がふるりと震える。
どうして。どうして。
どうして、泉はこんな眼差しで自分を見るのか。
「…ん、で……な、こ、と……」
分からない。
ただ、普通に課題に取り組んでいただけなのに。
どうして、こんなことを泉は言うのだろうか。
泉の視線が…泉に嫌われるのが、怖くって。三橋は顔を上げられないまま、途切れ途切れの声を発する。
「……どうして、そんなこと言うのかって?」
「…………」
三橋の消え入りそうな音を拾って、泉が問い返してくる。その問いに、三橋は無言のままこくりと頷いてみせる。
「別に、理由なんかないけど。ただ何となく、さっきの電話を聞いててそう思っただけ」
さっきの、電話。
泉が口にしたその言葉を頭の中で繰り返しながら、三橋は先程掛かってきた電話のことを思い出す。
つい30分くらい前のことだ。三橋の部屋に、携帯電話の呼び出し音が鳴り響いた。
コール音は『栄冠は君に輝く』。野球部のうちの誰かからの電話だ。
三橋は慌てて携帯電話を手に取ると、通話ボタンを押した。と同時に、耳に当てたスピーカーから大音量で怒鳴り声が響いてくる。電話に出んの、遅ぇ! 何やってんだよ、まさかまた投げてたんじゃねーだろうな!? ……と、早口で捲し立ててくるその声はかなりの大きさで、折り畳み机を挟んだ向こう側にいた泉にもはっきりと聞き取れるほどだった。
途端、三橋がビクリと肩を跳ね上げたのは、声の大きさからなのか、それともその声の持ち主のせいなのか。泉にも聞き覚えのあるその声は、三橋のバッテリーの片割れである捕手の阿部隆也のものだった。
良く分かんないまま終わる…
どうでもいいけど、アベミハじゃない話の阿部ってすご〜く可哀想というか何か哀れだよな…あんだけ三橋に尽くしてるのに報われないてない辺りが(爆)
いつ書き終わるか分からないんで…イズミハで、泉の阿部への嫉妬ネタです。
途中(というかホントにさわりだけっすけど)で終わっててもいいって方のみ、どうぞー。
+++++
「三橋……お前、最近阿部と仲いいよな」
「ぅえ?」
突然の、泉の言葉。
何の脈絡もなく発せられたその言葉に、三橋はことりと首を傾げた。
誰もいない、二人きりの三橋の部屋。机を挟んで向かい合わせに座って、三橋は泉と一緒に、明日が提出期限の数学のレポートに取り組んでいた。今日も、三橋の両親は遅くならないと帰ってこない。部活終了後、三橋とともにこの家へとまっすぐやってきた泉は、このまま今日は三橋の家に泊まることになっていた。
「………?」
弾かれたように三橋が顔を上げれば、自分のことをじいっと見つめてくる泉と目が合って。
「………っ」
強い強い、泉の眼差し。何だか、その視線がすごく自分を責めているようで……三橋は慌てて俯くと、手にしたシャーペンをぎゅっと握りしめた。
「………ん、で……」
泉が纏う、ピリピリとした空気。それを肌で感じて、三橋の肩がふるりと震える。
どうして。どうして。
どうして、泉はこんな眼差しで自分を見るのか。
「…ん、で……な、こ、と……」
分からない。
ただ、普通に課題に取り組んでいただけなのに。
どうして、こんなことを泉は言うのだろうか。
泉の視線が…泉に嫌われるのが、怖くって。三橋は顔を上げられないまま、途切れ途切れの声を発する。
「……どうして、そんなこと言うのかって?」
「…………」
三橋の消え入りそうな音を拾って、泉が問い返してくる。その問いに、三橋は無言のままこくりと頷いてみせる。
「別に、理由なんかないけど。ただ何となく、さっきの電話を聞いててそう思っただけ」
さっきの、電話。
泉が口にしたその言葉を頭の中で繰り返しながら、三橋は先程掛かってきた電話のことを思い出す。
つい30分くらい前のことだ。三橋の部屋に、携帯電話の呼び出し音が鳴り響いた。
コール音は『栄冠は君に輝く』。野球部のうちの誰かからの電話だ。
三橋は慌てて携帯電話を手に取ると、通話ボタンを押した。と同時に、耳に当てたスピーカーから大音量で怒鳴り声が響いてくる。電話に出んの、遅ぇ! 何やってんだよ、まさかまた投げてたんじゃねーだろうな!? ……と、早口で捲し立ててくるその声はかなりの大きさで、折り畳み机を挟んだ向こう側にいた泉にもはっきりと聞き取れるほどだった。
途端、三橋がビクリと肩を跳ね上げたのは、声の大きさからなのか、それともその声の持ち主のせいなのか。泉にも聞き覚えのあるその声は、三橋のバッテリーの片割れである捕手の阿部隆也のものだった。
良く分かんないまま終わる…
どうでもいいけど、アベミハじゃない話の阿部ってすご〜く可哀想というか何か哀れだよな…あんだけ三橋に尽くしてるのに報われないてない辺りが(爆)
2007年12月06日 (木) | 編集 |
<5日の更新>
阿部誕企画、ハジメマシタ!
以前から少しだけこちらの方で告知してましたが、今日から一週間、阿部の誕生日を死ぬ気で祝ってみたいと思ってます。一応一週間のうちは毎日更新予定です…でも、本来ならその日の分の更新はその日のうちに終わらせてしまう予定だったんですが、既に初日から頓挫してます……ので、多分、いや絶対に、阿部誕当日までには終了しません;; でも後夜祭と称して終わるまで続けたいと思いますので、もし良かったら最後までお付き合い頂けると嬉しいでっす!
一人称で、その都度視点は変えていくつもりですが、今回は初の三橋一人称です…あの子、地の文にあたるとはいえ、頭の中でどんな風に文章組み立ててるのかイマイチ良く分からなくって……。あれこれいじってたら何となく、試行錯誤の跡が見える謎文章になってしまいました…あ、あんな感じでイイの…かな? そのせいで初回はやたらと時間が掛かっちゃいましたyo…私はエロ文のが書くの早ェんだよ;;(リボーンの時からそうでした…) 今はまださわりだけなんで何が何だか見えないでしょうが、とにかく阿部さんがただひたすらにオイシイ思いをするお話になってます。
日記覗いて下さってる方に、今後の展開をちょっとだけネタバレ。この二人、まだぎゅうと軽いキス止まりです。三橋が何となくそういうのに疎そうなんで、阿部さんはイロイロ自重してる真っ最中です…となれば、阿部さんが三橋に『望むこと』なんて、たったひとつですよね? まぁ…何つーか、ベタなネタですんまそん……;;
<4日の更新:追記>
4日には時間差でもう一回更新かけました。次の日に回しても良かったんですが、私が早く貼りたかったので…!
ということで、リンク更新です★
レオ様はサイト始めてからお知り合いになりました! おお振りオンリーではハジメテのお知り合いです! うわぁすっげぇ!! なんか毎日メール攻撃して嫌がらせくさいことしてますが、呆れず付き合って下さる包容力のあるお方です! んで、そんなレオ様のサイトと繋がらせていただきましたーvv 数少ない(?)シュンミハ仲間でもあるレオ様のサイトには、シュンミハなイラストもあってつゆりはモエまくりですっ! シュンミハ好きな方はゼヒゼヒ! 他のミハ受け好きな方もゼヒゼヒ! つか、私は既に日参状態ですvv(迷惑くさい…)
あ、ご訪問の際は先方にご迷惑にならないように、マナーを守ってお願い致します!
リンクのページが増えるの、ホントに嬉しいなぁ! まだ振り畑に来てから日が浅いんで、お知り合いがほとんどいなくって…だからお友達が増えていくの、ホントに嬉しいんです! これからもっともっと増えていくといいなぁ!(相互リンク、大募集中です★お気軽にどーぞ、って…何をこんなトコで宣伝してんだか…)
*****
先日ちらっと書いた、シュンミハランキングですが。アレ、マジで作ったら登録してもいいよ、って方、ホントにいらっしゃいます? もしいらっしゃいましたら拍手かメールでお知らせ下さると励みになります! イヤ、作ったはいいけど需要がナイと流石に寂しいんで…どのくらい需要あるものなんかな、と…。あ、でもいきなりランキングじゃなくってその前にまず同盟みたいなのの方がいいのかな? シュンミハ布教同盟みたいなの、作ってみよっかなぁ。gifアニメのバナー作りはそう苦じゃナイので(ウチのTOPのバナーもお手製です…)、阿部誕終わったらちょいちょいと作ってみてもいいなぁ、と思ってます。
ま、どっちにしろ阿部誕終わってからだ!
まずは阿部誕頑張るぞっと!!!
あ。
阿部誕企画時の日付変更線についてですが。
いつも仕事終わってから更新作業やってるんで、どうしても遅くなってしまうんですよね。なんで、多少次の日に喰い込んでてもおまけということで許してもらえないでしょうか;; 一応日付変更線は朝の8時、ということで(爆)
阿部誕企画、ハジメマシタ!
以前から少しだけこちらの方で告知してましたが、今日から一週間、阿部の誕生日を死ぬ気で祝ってみたいと思ってます。一応一週間のうちは毎日更新予定です…でも、本来ならその日の分の更新はその日のうちに終わらせてしまう予定だったんですが、既に初日から頓挫してます……ので、多分、いや絶対に、阿部誕当日までには終了しません;; でも後夜祭と称して終わるまで続けたいと思いますので、もし良かったら最後までお付き合い頂けると嬉しいでっす!
一人称で、その都度視点は変えていくつもりですが、今回は初の三橋一人称です…あの子、地の文にあたるとはいえ、頭の中でどんな風に文章組み立ててるのかイマイチ良く分からなくって……。あれこれいじってたら何となく、試行錯誤の跡が見える謎文章になってしまいました…あ、あんな感じでイイの…かな? そのせいで初回はやたらと時間が掛かっちゃいましたyo…私はエロ文のが書くの早ェんだよ;;(リボーンの時からそうでした…) 今はまださわりだけなんで何が何だか見えないでしょうが、とにかく阿部さんがただひたすらにオイシイ思いをするお話になってます。
日記覗いて下さってる方に、今後の展開をちょっとだけネタバレ。この二人、まだぎゅうと軽いキス止まりです。三橋が何となくそういうのに疎そうなんで、阿部さんはイロイロ自重してる真っ最中です…となれば、阿部さんが三橋に『望むこと』なんて、たったひとつですよね? まぁ…何つーか、ベタなネタですんまそん……;;
<4日の更新:追記>
4日には時間差でもう一回更新かけました。次の日に回しても良かったんですが、私が早く貼りたかったので…!
ということで、リンク更新です★
レオ様はサイト始めてからお知り合いになりました! おお振りオンリーではハジメテのお知り合いです! うわぁすっげぇ!! なんか毎日メール攻撃して嫌がらせくさいことしてますが、呆れず付き合って下さる包容力のあるお方です! んで、そんなレオ様のサイトと繋がらせていただきましたーvv 数少ない(?)シュンミハ仲間でもあるレオ様のサイトには、シュンミハなイラストもあってつゆりはモエまくりですっ! シュンミハ好きな方はゼヒゼヒ! 他のミハ受け好きな方もゼヒゼヒ! つか、私は既に日参状態ですvv(迷惑くさい…)
あ、ご訪問の際は先方にご迷惑にならないように、マナーを守ってお願い致します!
リンクのページが増えるの、ホントに嬉しいなぁ! まだ振り畑に来てから日が浅いんで、お知り合いがほとんどいなくって…だからお友達が増えていくの、ホントに嬉しいんです! これからもっともっと増えていくといいなぁ!(相互リンク、大募集中です★お気軽にどーぞ、って…何をこんなトコで宣伝してんだか…)
*****
先日ちらっと書いた、シュンミハランキングですが。アレ、マジで作ったら登録してもいいよ、って方、ホントにいらっしゃいます? もしいらっしゃいましたら拍手かメールでお知らせ下さると励みになります! イヤ、作ったはいいけど需要がナイと流石に寂しいんで…どのくらい需要あるものなんかな、と…。あ、でもいきなりランキングじゃなくってその前にまず同盟みたいなのの方がいいのかな? シュンミハ布教同盟みたいなの、作ってみよっかなぁ。gifアニメのバナー作りはそう苦じゃナイので(ウチのTOPのバナーもお手製です…)、阿部誕終わったらちょいちょいと作ってみてもいいなぁ、と思ってます。
ま、どっちにしろ阿部誕終わってからだ!
まずは阿部誕頑張るぞっと!!!
あ。
阿部誕企画時の日付変更線についてですが。
いつも仕事終わってから更新作業やってるんで、どうしても遅くなってしまうんですよね。なんで、多少次の日に喰い込んでてもおまけということで許してもらえないでしょうか;; 一応日付変更線は朝の8時、ということで(爆)
振り10巻





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